増えているニーズ 減っていく需要
推移・統計・分析
先ほど、指数の紹介をしました。指数は様々なデータを分析し、数値化した統計の技術の一つです。世の中には、そのような統計データが山ほどあります。
少しだけ、見てみましょう
新聞業界の過去と今
表:新聞の発行部数と世帯数の推移(引用:日本新聞協会)
上図は日本新聞協会が発表した、新聞の発行部数と世帯数の推移です。
注目すべきは右端の項目の”一世帯あたりの部数”です。
2000年から2018年まで一度も上がっておらず、見事な坂道を描いているのがわかります。単純な予想ですが、2019年以降も下がり続けるでしょう。
これは新聞業界の終わりを示すのでしょうか?
最近の記者のようなことを述べるのならば、若者の新聞離れが原因でしょう。
もしもそうならば。このまま死にたくないのならば。新聞というコンテンツは、まだまだこの世で経済を回していただかないといけない今の若者と次の世代に媚びるべきでしょう。
ちなみに筆者は日経新聞を愛読しています。
不景気で新聞も買うお金すらないのかも・・・
上記のようなことを思う方がいらっしゃるかもしれません。意外にその通りかもしれません。今のご時世、テレビと新聞が情報の全てではありません。逆に言うと、テレビと新聞が情報の全てではないので、片方の新聞を失っても痛手ではないのかもしれませんね。
しかし、全ての業界が右肩下がりなのではありません。
ライブ市場調査のデータを見てみましょう。
コンサートプロモーターズ協会が調査した2000年から2018年の公演数と入場者数です。常に時代と共に若者と歩み続けたライブ市場は一目瞭然レベルで右肩上がりです。
他にも、ペット市場やチョコレート市場などを見るに、右肩上がりの市場は多く見受けられます。これらからわかることは、市場は犬や猫のように消費者に擦り寄る必要があることでしょう。
皆さまも、暇が出来れば自身の興味のある市場の統計データや推移を見てみてください。
もしかしたら未来が見えるかもしれませんよ。